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プラハ城

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ヴルタヴァ川西岸のフラッチャニの丘に建つプラハ城は、かつてのボヘミア王国や神聖ローマ皇帝の居城であり、現在はチェコ共和国の大統領府が置かれている。世界でも最大級の大きさを誇るプラハ城の始まりは9世紀。領主が代わるたびに拡張され、ボヘミア王カレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)によって大規模な改築が行われた14世紀半ばには、ほぼ現在の規模に近づき、城砦としても強化されたという。聖ヴィート大聖堂をはじめ聖イジー教会や宮殿など多くの建物がある城内は、建築・改築時の多様な建築様式が混在し、旅人を千年の歴史の世界に誘ってくれる。
上の写真はペトジーン公園内の旧テレビ塔から眺めたプラハ城。下は大統領府。
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聖ヴィート大聖堂
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プラハ城内に建つ聖ヴィート大聖堂は、925年に建設された初期ロマネスク様式の小さなロトンダが始まりで、後にプラハに司教区が置かれた(1060年)ことから、ロトンダの一部を取り込んだロマネスク様式の大きなバシリカが建設された。現在のゴシック様式の大聖堂の建設は、カレル1世が呼び寄せたとされるフランスの建築家(アラスのマティア?)が基本計画を作るも、1352年にこの世を去り、工事は内陣の一部が完成したのみ。後を任されたのがペトル・パルレーシュ。若干23歳の時というから驚きである。当初は前任者の未完の部分を完成させ、やがて自身の構想をもとに仕事を続けたという。彼の死後(1397年)、息子達とパルレーシュの工房で進められた工事も宗教改革に伴う騒動(フス戦争)で停止。以後も長きに亘って混乱期が続いたこともあり、本格的な工事の再開は「聖ヴィート大聖堂を完成させる連合」が結成(1844年)されて以降であった。じつに完成までには600年という長い時間を経て1929年に完成。建築様式の混在はあるものの、修復にはペトル・パルレーシュのデザイン要素が踏襲されたため、統一感のある建築となっている。
上の写真は大聖堂を南西側から見たもの。ゴシックの大塔にバロックの尖塔が付く。

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左は大聖堂正面(西面)。盛期ゴシック様式の二つの塔は1873年、「聖ヴィート大聖堂を完成させる連合」の提唱者でもある建築家ヨゼフ・クランナーの死後、再建を引き継いだ建築家ヨゼフ・モッカーの設計で、大聖堂の再建修復に携わった最後の建築家カミル・ヒルベルトによって完成。









下は大聖堂内部。天井の高さ34m、幅60m、奥行124mの巨大空間。網目状に交差する美しいリブヴォールトの天井は、パルレーシュのヴォールトとも呼ばれる。

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by toshinac | 2013-02-03 09:57 | trip photos