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ペレの建築/パリ

オーギュスト・ペレ(1874~1954)は20世紀のフランスで活躍した、ベルギーのブリュッセル生まれの建築家。エコール・デ・ボザールで学び、多くの賞を得るもなぜか中退し、建築家の兄とともに父親の建設会社を相続。建材としてはまだ新しかった鉄筋コンクリートに逸早く注目し、多くの鉄筋コンクリート構造の作品を残している。コンクリートの打放し仕上げやプレキャストコンクリートの実験的作品など、近代建築への影響は大きく、ペレの事務所に在籍した若いコルビジュエに与えた影響は特に大きかったとされている。
ペレの生誕地にある銘板には「鉄筋コンクリートに初めて建築的スタイルを与えたフランスの建築家」とあるそうである。

e0116578_1425124.jpgフランクリン通りのアパート
1903年に建てられた、鉄筋コンクリート造による最初の都市型集合住居で、斬新な平面、屋上庭園、ガラスブロックによる採光など、近代建築の要素が盛り込まれているが、陶製タイルによるアール・ヌーヴォー調の外装が時代を感じさせる。
構造は鉄筋コンクリートのパイオニアの一人で、せん断補強筋を発明したフランソワ・エンヌビック(1842~1921)。
外装タイルはアレクサンドル・ビゴ(1862~1927)で、エクトール・ギマール他、当時活躍した建築家との共同作品も多いセラッミク作家。











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ル・ランシーの教会堂
パリの郊外15kmほどに位置するル・ランシーの街に建つ“ノートルダム・デュ・ランシー教会”は、鉄筋コンクリート構造で、世界最初のコンクリート打放し仕上げの教会堂(1923)である。
アール・デコ調のシンプルな外観は、ヨーロッパ各都市の重厚な教会建築に見慣れた目には物足りなさを感じるが、直径43cmの円柱(日本では考えられない細さ)にヴォールト天井を架け、壁面全てが色ガラスで囲われた堂内は圧巻。「RCのサント・シャペル」との評もある。





下の写真は教会内部。訪れたのは曇天の夕方で撮影条件は最悪。機会があるなら明るい陽射しのもとで訪れてみたい。
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国有動産保管所
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通称モビリエ・ナショナル(1934~1936)と呼ばれるこの建物は、パリ市南部の13区に建つ。ゴブラン織り(つづれ織りによるいわゆるタピストリー)の職人たちの庭だった場所にペレが建設したこの建物に、1937年に保管所が設置されたという。国の行事に用いる国有の家具や織物などの修復・保管をするための施設だが、建設当初の用途は?(勉強不足で分からない)。外観はシンプルで装飾は一切なく、窓と壁の繰り返しによる立面構成だが、砂岩を混ぜたコンクリートの微妙な色の変化や、テクスチャーに拘りをみせたというペレらしい材質感はよくわかる。

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by toshinac | 2013-07-03 14:49 | trip photos