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グルンドヴィ教会

パイプオルガンのようなファサードが特徴的なグルンドヴィ教会は、20世紀初頭にヨーロッパで見られた、いわゆる表現主義建築(第1次大戦終結後の頃にヨーロッパに起こったデザイン流派の一つ。当時の社会矛盾を反映した思潮・主義に対する反動から、作者個人の主観を強烈に表現した斬新なデザインが特徴的)の教会で、コペンハーゲン中心部から北西よりに5kmほど離れたビシュペビャー地区に建つ。
e0116578_836147.jpg

e0116578_14152100.jpg設計は画家で建築家のペーダー・ヴィルヘルム・イェンセン・クリント(1853~1930)。1913年にコンペで勝ち得るも、着工は第1次大戦終了後の1921年。工事はイェンセンの存命中には完成することなく、息子のコーア・クリント(デンマーク近代家具デザインの父とも称される北欧デザインの巨匠。1888~1954)に引き継がれ、1940年に完成を見る。ちなみにイェンセン・クリントは、折り紙風のランプシェードで有名な照明器具“LE KLINT”の生みの親でもある。
上の写真は広大なビシュペビャー墓地から眺めたグルンドヴィ教会。左は教会の西正面。特徴的な階段状切妻でジグラットのような形は、50歳を過ぎて建築を始めたイェンセンの、バルト諸国における煉瓦造りの構造研究に専念した結果生み出された形態か。下左は堂内部。デンマークの建材である淡黄色の煉瓦仕上げの堂内は、簡素で爽やかな印象。右は堂内入口側上部に設えられた巨大なパイプオルガン。
教会の椅子は息子コーア・クリントのデザイン。
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by toshinac | 2013-09-01 09:01 | trip photos