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カレヴァ教会

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タンペレ市カレヴァ地区の緩やかな丘の頂に建つこの教会は、フィンランドの代表的建築家の一人でもあるレイマ・ピエティラ(1923~1993)とその夫人であるライリ・ピエティラ夫妻の設計である。1959年の設計競技で49案の中から選出され、1964年に着工、1966年に完成した教会は、シェル状に湾曲した幾枚ものコンクリートの外壁が、古いキリスト教のシンボルである“魚の形”が連想される平面形を形づくり、そのまま30m近く立ち上がってスカイラインとして表れる建築である。タンペレのランドマーク的建築の一つでもある教会はロケーションが素晴らしく、丘の上にそそり立つ姿は、設計条件でもあった“記念碑的な建築”として見ることができる(写真上)。私感だが、遠見の記念碑的な印象が、外壁のタイル目地が目につく近さに寄ると少し違和感を覚える。彫刻的なシルエットにタイル貼りという仕上げが、果して最良だったのだろうか?と思ってしまう。
下の写真は礼拝堂内部。打継跡のない聳えるコンクリート壁の素材感と、床から天井まで続くスリットからの光が、垂直性の強い神の空間を創出する。ピエティラが設計段階から意図していたのかは分からないが、コンクリート工事では、当時普及し始めて間もないスリップフォーム工法(スライディングフォーム)が用いられている。ちなみに祭壇の木製のレリーフはピエティラのデザインで、旧約聖書の1書であるイザヤ書の「傷ついた葦」がモチーフとなっているとのこと。
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by toshinac | 2013-09-24 09:45 | trip photos