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ポルト歴史地区

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e0116578_8565213.jpgポルトガル発祥の地ともいえるポルトは、この国の商工業の中心都市。街を貫くドウロ川河口の丘陵地北岸に展開する旧市街は、ポルト歴史地区として世界遺産登録されている。ドウロ川南岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア一帯は、ローマ帝国時代 “コンダドゥス・ポルトカレンシス” と呼ばれ、その河口の港町ポルトゥス・カレ(Portus Cale : カレの港)がポルトの起源とされ、ポルトガルの語源となっている。
ワイナリーが建ち並ぶドウロ川南岸から眺めた旧市街は、坂の街特有の美しい景観美を見せてくれる。(写真上)
左の写真はポルトで一番の賑いをみせる商店街サンタ・カタリーナ通り。





下の写真はポルトのランドマークでもあるドン・ルイス1世橋。エッフェルの弟子テオフィロ・セイリグの設計。(1886年の完成)
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ポルト市庁舎
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ポルト市庁舎は、鉄道での玄関口であるサン・ベント駅北西のリベルダーデ広場から、北に延びるアリアードス通りにあるウンベルト・デルガード広場に面して建つ。この建築は、イギリスの都市計画家であるリチャード・バリー・パーカー(1867~1947)によるポルトの都市計画(リベルダーデ広場からウンベルト・デルガード広場に至る一帯の計画)に於ける、市民センター拡張計画(1916年)に組み入れられたことに始まる。設計はアントニオ・コレイア・ダ・シルバという建築家らしいが、情報不足で人物像はよく分からない。1920年の着工後、原案の変更や工事の中断などが続き、1947年からの再開には、建築家で教育者でもあるカルロス・ジョン・チェンバース・ラモス(1897~1969)が関わり、建物は1955年に完成。1957年に市庁舎としての行政サービスが始まったようである。重厚で立派な市庁舎建築は、フランダース地方(フランス北部からベルギー・オランダにかけての地域)の宮殿建築の様式がベースにあるらしいが、ファサードの印象がどこか散漫で、この建築ならではの個性が感じられないのは、長きに亘る工事の中断が影響しているのだろうか。(写真上)
ちなみに下の写真は、ジョルジェ・コラソ(アズレージョ作家・画家1868~1942)の作品が壁面を飾るサン・ベント駅入口ホール。
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グレリゴス教会
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e0116578_962488.jpg1732年の着工で1750年に完成したグレリゴス教会は、建築家で画家でもあるイタリア人ニコロ・ナッツオーニ(1691~1773)の設計によるバロック様式の教会。四方を道路に囲まれた細長い敷地形状を最大限利用した教会は、楕円の礼拝堂の平面形をそのまま建ちあげた形態に、装飾豊かな正面ファサードが付き、正面を飾るべき鐘塔を教会の最後部に配するという大胆な構成。独創的な考えのもとで建設された鐘塔は“グレリゴスの塔”としてポルトの象徴となっている。
上の写真は側面全景。
左の写真は高さ76mの鐘塔。






下の写真はグレリゴス教会ではないが、ポルトで数多くの作品を手がけた、ニコロ・ナッツオーニによるポルト大聖堂北面のバロック様式のロッジア(1736)。
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レロ・イ・イルマオン書店
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書店の歴史は古く1869年の創業とされるが、現在の場所に書店が建てられたのは1906年だそうである。世界で最も美しい書店の一つと形容されるこの建築の設計者は、土木工学技師・教育者・政治家の肩書が付くフランシスコ・ザビエルエステべス(1864~1944)という人物。ネオ・ゴシック調のファサードや華麗なインテリアを見ると、隠れた建築デザイナーが存在したのでは?などと疑ってしまう。
上の写真は外観と内観。表に面した2階のカフェを見る。店内はインテリア目当ての観光客ばかりが目立ち、本の売り上げが気になるところ。下の写真は2階のカフェ側から、中央の踊り場風に見える階段ササラ桁を見る。
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by toshinac | 2014-05-12 09:17 | trip photos