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ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク_e0116578_1543596.jpg “アドリア海の真珠”とも呼ばれる美しい街ドゥブロヴニク旧市街は、クロアチアの最南端に位置する市壁に囲まれた世界遺産の街。1991年のユーゴスラビア内戦で破壊され、一時は危機遺産リストに載せられたが、終戦と同時に市民は街の再建に立ち上り、多くの専門家や世界各国の支援も受けながら忠実な修復を続けてきた。
そして嘗ての美しさを取り戻したドゥブロヴニクは、近隣の沿岸諸都市とのフェリーによるアクセスも増し、大型のクルーズ船も数多く寄港するなどアドリア海沿岸屈指の観光地として復興している。
私が訪れたのは内戦前の1988年、ユーゴスラビア時代の社会主義体制下、現在の雰囲気とは多少違いがあるのだろうが、街並みや建築に著しい変化は無いものと思い、フィルム写真をデジタル化したついでに楽しかった旅を思い出してみた。

左の写真は、市壁の上から眺めた旧市街の中心ともいえるプラツァ通り。
下の写真はプラツァ通りをスポンザ宮前から見る。
ドゥブロヴニク_e0116578_15475073.jpg

ドゥブロヴニク_e0116578_15485055.jpg友人達とドイツからオーストリアを抜けイタリアを車で南下、バーリからフェリーでドゥブロヴニクに入港したのは夏真っ盛りの7月下旬。社会主義国ということもあり多少緊張感のある入国であったが、入ってみれば雰囲気も食事もイタリア南部との違いはそれほど無く、カメラとレンズの盗難被害(自分の不注意に起因する)を除けば快適な旅だった。
現在のように容易に衛星写真が得られない当時、街や建築を俯瞰する術としてカイト・フォトグラフィーを習得し、旅や調査には凧とカメラを持参していたので、ドイツに戻るまでの残りの旅は、交換レンズのない凧用のカメラを利用した。言いわけがましいがどの写真もいま一つ覇気がないのはカメラを失った喪失感・・・かな?
左の写真は旧港と街を囲む市壁を見る。同行した友人のI氏(現大学教授で専門は西洋建築史)によれば、ほぼ15世紀頃に完成した市壁の工事に、ルネッサンス初期の建築家で、フィレンツェのパラツッオ・メディチの設計者とされるミケロッツォ・ディ・バルトロメオ(1396~1472)が、市壁強化(主に港湾部)の技術者として関わっていたという。そんな史実を知ると市壁を見る目も変わってくる。
下の写真は大聖堂近くのグンドゥリチェヴ広場の朝と昼。宿泊したホテルの窓から撮影。
ドゥブロヴニク_e0116578_1552236.jpg

toshinacHP
by toshinac | 2015-01-13 15:53 | trip photos