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ザダル旧市街

シベニクから陸路75km北西のザダルはダルマチア地方北部の港町。旧市街は海に突き出た小さな半島の先端に築かれており、三方を海に面し、陸地に続く側に砦のような壁を設けた要塞都市である。
町の歴史はシベニク同様イリュリア人の定住が始まりで、紀元前4世紀頃にはヤデルと呼ばれる町に発展していたらしいが、前1世紀にはローマ帝国に征服され、長きに渡って帝国の拠点都市の一つとなった。
後にフランク王国や東ローマ帝国の影響下を経、クロアチア王国やハンガリー王国の領有地にもなるが、1202年ヴェネツィア共和国に占領され街は徹底的な破壊を受ける。いまローマ時代の痕跡は旧市街の中ほどに僅かながら残すのみ。18世紀末のヴェネツィア共和国滅亡後のザダルもまた、他のダルマチア地方の沿岸諸都市とほぼ同様の歴史を辿っている。
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上の写真は、かつてのフォーラム(ローマ時代の広場)であったゼレニ広場に建つ聖ドナトゥス教会。(右の塔はドナトゥス教会の背後にある聖アナスタシア大聖堂の鐘楼)
9世紀にフォーラムの遺跡の上に建築された教会は、ビザンチンの様式を含むプレロマネスク様式で、2階に回廊を設けた円形の珍しい建築である。建設時期がフランク王国の支配下であったこともあり、カール大帝の宮廷礼拝堂(現アーヘン大聖堂)と、堂内(写真左)の雰囲気はどこか類似している。




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e0116578_9401770.jpg上の写真は、ローマ遺跡の折れた柱越しにベネディクト派の聖マリア教会・修道院を望む。
1066年の修道院設立後、11世紀末頃には3廊式のバシリカが完成していたらしく、鐘楼は12世紀初頭の完成とされるロマネスク様式で、教会正面ファサードや主要部分は16世紀初めに構築されたルネッサンス様式となっている。
左の写真は、18世紀中頃バロック様式で仕上げられた聖マリア教会内部。
教会は第2次大戦の空爆で破壊され戦後に復元されたもの。
下の写真はロマネスク様式の教会としてはダルマチア地方最大とされる聖アナスタシア大聖堂(聖ストシャ大聖堂)。
ザダルの守護聖人アナスタシアを祀る聖堂は、12世紀ロマネスク様式の建造で、13世紀初頭ヴェネツィア共和国率いる十字軍の攻撃で破壊されたが、その後修復が重ねられ、上部は後期ロマネスク様式で1324年に再建された。後に建てられた鐘楼(15世紀)が現在の形になるのは19世紀末頃だったらしい。
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ちなみに下の写真2葉は、ザダルの北西にあるパグ島(北西から南東にかけて、幅2~10km長さ60kmと細長く、面積はダルマチア諸島5番目の島)の町パグ(ザダル郡に属し、ザダルから車で50km程に位置する)の中央広場に建つ聖母マリア被昇天教会(15世紀中頃)の外観と内部。(写真はいずれも旧ユーゴ時代の1988年撮影。)
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by toshinac | 2015-03-05 09:58 | trip photos