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ジョードプル

ジャイプールから西に約300km、タール砂漠の入口にあるジョードプルは、ラージプートのマールワール (ラージャスターン州中西部の地方名) 王国の首都として造られた町。ラージプート族ラートール家の王ラーオ・ジョーダが、1459年にマンドール (マールワール王国創建時の首都で、ジョードプルの北約10kmに位置する) から遷都。ラーオ・ジョーダによって築かれたことでジョード・プル (ジョーダの町) と呼ばれたこの町は、長さ10kmもの城壁に囲まれた城郭都市。隊商交易の要の町として栄えたジョードプルは、ムガル朝下でも自治権が認められ、大英帝国時代も藩王国として存続したこともあり、地域出身の商人がインド諸都市で活躍し、インド有数の幾つかの商業財団に成長したという。
ちなみにデリーのヒンドゥ―寺院“ラクシュミーナーラーヤン寺院”の財政支援等で知られるビルラー財閥も、マールワールの商人がルーツだそうである。
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上の写真2葉は、120mの岩山の上に、さらに幅24m高さ30mを超える城壁が廻るメヘランガル城。ラーオ・ジョーダによって新都の象徴として築かれた城は、その後増改築が繰り返されてはいるが、ラージャスターンの都市建築特有の力強い美しさは健在。城内には数多くの宮殿が中庭を介して連なり、その多くは博物館として公開されているが、城砦はいまでもマハーラージャが所有しているという。
下の写真は精緻なヒンドゥーの透し彫り装飾が施された宮殿(ジャーンキ・マハル?)の中庭と、王室の一つタハット・マハル。
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下の写真は、メヘランガル城から眺めたコバルトブルーの青が際立つ旧市街。建物の大半が青色に塗られているところから通称“ブルーシティ”とも呼ばれている。
青く塗られた経緯は定かではないが、バラモン階級の居住者が自ら階級色の青を塗ったことが始まりではという説があるが、熱対策とか害虫対策とか諸説紛々。
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e0116578_921667.jpg上の写真は、メヘランガル城の北東1km程の丘上にあるジャスワント・タダ廟(1899)。ジョードプル藩王国の君主として1873年から在位したジャスワント・シン2世 (1838~1895) の廟を遠望。
左の写真は白大理石仕上げの白亜の殿堂を側面から見る。
下の写真は、ジョードプルの新王宮として1944年に完成した、ウマイド・バワン宮殿の遠望と、さらにその下は庭から眺めた宮殿。メヘランガル城の南東5km程の小高い丘の上に建つ宮殿は、マハーラージャ・ウマイド・シン(1903~1947)による領民の貧困救済が目的であったとされている。1929年に着工され完成まで15年という歳月は、多くの雇用を生み出したことは確かだろう。
英国の建築家ヘンリー・ランチェスター (1863~1953:イギリスの都市計画家で、おもに英国統治の植民地で都市コンサルタントをつとめる) の設計で、部屋数が347室という大規模な建築は、現在は大半が宮殿ホテルとなっているが、一部はマハーラージャ一族の住まいとなっている。
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by toshinac | 2015-09-27 09:14 | trip photos