works & trip photos (c)Toshiaki Nakazawa all right reserved.
by toshinac
カテゴリ
全体trip photos
works
未分類
検索
最新の記事
パラディオのヴィラとパラッツォ4 |
at 2022-02-06 10:53 |
パラディオのヴィラとパラッツォ3 |
at 2022-01-01 12:00 |
パラディオのヴィラとパラッツォ2 |
at 2021-12-03 17:25 |
パラディオのヴィラとパラッツォ1 |
at 2021-11-13 16:30 |
1976年のレニングラード(.. |
at 2021-07-15 10:00 |
以前の記事
2022年 02月2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
記事ランキング
画像一覧
コルビジュエの建築/フィルミニ
上の写真は、フィルミニのコルビジュエ作品が集まる地区をGoogle Earthで見る。
青少年文化センター
1965年に完成した青少年文化センターは、劇場や図書館や展示室等が入る文化複合施設で、フランス政府の「文化の民主化」政策事業の一環として建設されたもの。全長112mの建築で、1スパン7mの16スパンで構成された、非対称の放物線を描く吊り屋根構造の建築である。
上の写真は北西側から見た文化センター。
左の写真は西面ファサードの部分見上げ。
下の写真は東南側からの眺め。東側ガラス面の、ところどころ彩色されたリズミカルな窓枠は、ラ・トゥーレット修道院の特徴的な窓枠をデザインしたヤニス・クセナキスが担当している。
妻壁のレリーフはコルビジュエが好んで描いた牡牛のモチーフだそうである。彼方にスタジアムの屋根とサン・ピエール教会を望む。
ユニテ・ダビタシオン・フィルミニ
1967年に竣工したフィルミニのユニテは、奥行21m長さ130m高さ51mという巨大な集合住宅で、当初3棟の建設が予定されていたが、財政的な理由で実現したのは1棟のみ。
内部の構成はマルセイユのユニテと同じく、中廊下式の上下3層で一つのユニットを形成しているが、かなり簡素化されており、工事費で比較すると四分の一ほどで建設されたという。
住戸の一部が既に分譲されて改修されてしまい、建築当時の形とは変わってしまったところもあるらしいが、オリジナルデザインを残すべく、問題解決にむけて取り組みが進んでいるとか。
上と左の写真は、南北軸に配置された住宅の東側ファサード。
下の写真はマルセイユのユニテに比べ簡素化されたピロティの柱。
さらに下の写真は内部中廊下。
スタジアム
下の写真は、古い採石場跡地に造られたスタジアムで観客席背後にサン・ピエール教会を見る。
設計は1954年にされていたが、プロジェクトが動き出したのはコルビジュエ没後の1966年で、1968年に完成。当初は観客席の上部全てに屋根が架かる計画であったらしいが、工事費の削減か中央部分だけで終わっている。
サン・ピエール教会
コルビジュエの没後41年という時を経てサン・ピエール教会を完成させたのは、フランス人建築家のジョゼ(ホセ?)・オーブレリー(1932~)。コルビジュエが亡くなるまでの最後のスタッフの一人で、この教会の設計に初期段階から関わっていたというオーブレリー監修のもと、長い工事中断を経て2006年に竣工した教会は、正式な教会という位置づけではなく、ル・コルビジュエという偉大な建築家の最後の作品の完成を目的としたもので、建物下階には4つの展示ホールと会議室、上階に四角錘状の上昇する空間が特徴的な祭壇と説教壇が設けられた集会場からなる文化施設である。
上の写真は東南側からの眺め。半円形の庇下のコンクリート壁に無数に開けられた小さな穴が、内部祭壇の薄暗い壁に星座を現出させる。左の写真は内部。祭壇背後の星が瞬くような光と、上昇する斜壁の最頂部から降り注ぐ明かりが生みだす幻想的な空間。
下の写真は西側からの眺め。
toshinacHP
by toshinac
| 2016-09-05 09:31
| trip photos