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ブータン王国/ティンプー(2)

タシチョ・ゾン
ブータンの政治と宗教を司るタシチョ・ゾンは、市街北部のウォン川西岸に建つ同国の中央政庁である。
チベット仏教4大宗派の一つカギュ派の分派であるLhapa派の創始者ジャルワ・ラハンバが、現在のゾンの北東の丘に小さな僧院(デュンナン・ゾン)を1216年に建立したのが始まりとされ、数年後にはカギュ派ドゥルック系を持ち込んだとされるラマ僧(パジョ・ドゥゴム・シクボ)に引き継がれたという。後の1641年、仏教ドゥルック派のもとにブータンを統一したシャブドゥン・ガウン・ナムギャルが、僧侶と役人の双方が入れるよう僧院の拡張をしてタシチョ・ゾン(栄光の宗教の要塞)と名付け、谷間の現在の場所にも役所としてのゾンが別に建設された。
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e0116578_1121195.jpg1771年には丘の上のゾンが焼失してしまい、修道士も谷間のゾンに移り住むこととなってゾンはさらに拡張されていく。
その後2回の火災や地震で大きな被害を受け、そのつど再建修復はなされてきたが、1962年に第3代国王ジグミ・ドルジ・ワンチャックが首都をティンプーに移したとき、タシチョ・ゾンの修復・拡張工事が5年計画で開始され、1969年に完成した。
古来の伝統にしたがって図面は作らず、1本の釘も用いない木造建築として紹介されている。

上の写真は谷の西側の丘から眺めた1996年のタシチョ・ゾン。対岸には国民議会の建物が建つ。

左の写真はGoogle Earthで見たタシチョ・ゾン。20年という時を経ているが、市の中心街と違ってそれほどの変化は感じない。


下の写真はタシチョ・ゾン近影。
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メモリアル・チョルテン(第3代国王記念仏塔)

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ブータン市街の南中部に建つこの仏塔は、第3代国王ジグミ・ドルジ・ワンチャックが建立を発願したが、1972年ナイロビで客死したことで第4代国王のジグミ・シンゲ・ワンチャックその意思を引き継ぎ、1974年に完成したティンプーのランドマーク的な仏塔である。
祀られている仏像は、ブータンの国教カギュ派のドゥルック派の教えではなく、チベット仏教の中で最も古い宗派の一つであるニンマ派(開祖はグル・パドマ・サンババで、ブータンへ初めてチベット仏教を伝え広めた僧とされている。)の教えに従って造られている。

左の写真は1996年の撮影。2008年に大きな改装がなされている。








公共施設
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上の写真は1996年に訪れた当時の公共施設である。
現在も同じ場所で同じ施設として継続しているかは定かではないが、ブータンではゾンを始めとして、公共建築から住宅まで、建築の意匠や材料の用い方に一貫性がある。左上は国立図書館。右上は国立病院。同じ場所かは分からないが現在は近代的な病院が建設されている。左右下は美術学校の外観と上階に設けられた学生寮。ブータンの仏教美術や伝統木彫技術を数年かけて習得する。

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by toshinac | 2017-07-01 16:43 | trip photos