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五台山の古寺巡礼

中国仏教四大名山一つ五台山は山西省東北部の五台県に位置し、文殊菩薩が応化した場所として伝えられている。寺院は1900年以上前から修築、拡張を続け、いまでは47座の寺廟を数える仏教聖地。円仁(慈覚大師)が838年からの9年間にわたる中国の旅を記録した「入唐求法巡礼行記」では、840年の5月・6月の2ヶ月間五台山に滞在し、高僧や多くの僧に出会い、数ヶ所の寺で学び見分を広め、多くの教義を得た様子を記している。

南禅寺
五台県李家村にある南禅寺は中国最古の木造建築。創建は不明だが、大殿の梁に大唐建中3年に再建した旨の墨書銘があることから782年の建築とされている。時代の古さか?入母屋の屋根勾配がかなり緩いため、通常見かける社寺の大屋根という印象はない。殿内に安置された釈迦牟尼像をはじめとする仏像群は、そのほとんどが唐代の塑像の傑作だそうだが、残念ながら見ることができなかった。
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仏光寺
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e0116578_95814.jpg創建は北魏の孝文帝(471~499年)の時代とされる仏光寺は、五台県豆村の仏光山山腹に建つ。現存の大殿は857年に再建された間口7間の雄大な建築で、中国では3番目の古さを誇る木造建築である。大殿に至る入口は、窰洞(ヤオトン)スタイルの管理棟らしき建物(近年の建築?)中央に設けられたトンネル状の階段で、狭いヴォールトを通り抜ければ大殿前の広場。下りは瓦屋根に開けられた穴に階段で下るという不思議なアプローチが面白い。

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顕通寺
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円仁は「入唐求法巡礼行記」の中で、840年5月16日大花厳寺に到着したと記している。現在の顕通寺である。創建は漢の明帝(56~75年)の時代で、洛陽の白馬寺と共に中国で最も古い仏教寺院であるが、現存する建物はそのほとんどが明代、清代に建てられたもの。現在でも五台山台壊鎮にある寺廟群の中心的な寺院で、今日の五台山仏教協会もここ顕通寺に設置されているそうだ。

塔院寺
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五台山の仏教界を象徴するような大白塔(舎利塔)を持つ塔院寺は、五台山の五大禅処の一つ。顕通寺に隣接し塔院としての役割を担っていたが、明代に大白塔が建替えられた際に塔院寺という独立した寺院になったという。大花厳寺(顕通寺)に逗留した円仁も、青空の中に映える“かつて”の大白塔を眺めたのであろう。

菩薩頂
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満州族の言葉で文殊菩薩の住むところという意味の菩薩頂は、塔院寺の北にある五台山最大のラマ廟である。創建は北魏の孝文帝の時代とされ、当初は大文殊院と呼ばれる仏寺であったが、明代後期には菩薩頂という名称はあったらしい。清代に入り皇帝がラマ教を崇拝したことから1660年(順治17年)ラマ教に改められ、主要な殿堂には高貴を表す黄色の瑠璃瓦が葺かれるようになる。

金閣寺
e0116578_10193053.jpg五台山聖域の南端に位置する金閣寺は、770年(唐代)の創建。現在ある建物は全て明代、清代のもの。当初は鋳銅の瓦に鍍金が施されていたことが寺名の由来だそうである。840年7月1日、唐の都長安を目指した円仁は、ここ金閣寺に2日間宿泊している。日記には寺の仏教宝物や法具についての記述がある。








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by toshinac | 2012-02-25 10:34 | trip photos

縣空寺

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山西省大同市渾源県の恒山峡谷にある縣空寺は、切立った断崖に取りつく懸造りの寺院。仏教・道教・儒教が共存するという珍しい寺院形態である。北魏後期の創建後、金、元、明代の再建を経る過程で、異なる宗教や教学が一体化した建築群となったのではなかろうか。
岩壁に差し込まれた梁が各層の荷重を負担し、かつ層間の柱を受ける梁は崖下から立上る柱に支えられている。古詩では「飛閣丹崖上、白雲幾度封」、「蜃楼疑海上、鳥道没雲中」と詠まれるが、その高さは詩から受ける印象ほどではなかったが、時期や気象条件によっては詩の雰囲気があじわえるのかも。





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by toshinac | 2012-02-13 15:37 | trip photos

仏宮寺釈迦塔

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e0116578_187654.jpg中国山西省応県にあるこの塔は、現存する中国最古の楼閣式木塔で、高さ67メートル5層の八角塔。(実際には各層間に暗層が設けられているので9層でもある)
碑文の記載から創建は1056年ということだが完成はその140年後と言われている。石造と違い、木造で140年もの時間を費やしての完成というのはチョット首を傾げるが、たぶん造営中断の期間も相当あったのでは?と想像する。でもそこは悠久の大地“中国”、常識だけでは語れない事象がいっぱい。だから面白い!
若干右回りに傾きつつある釈迦塔だが、その荘厳なかたちは900年以上の時を経てなお見る者を圧倒する。
近年、中国のどこの史跡を訪ねても感じることだが、周辺の整備が進みすぎ、いささか俗っぽくなっているのが少し気になっている。
左は断面図(中国建築工業出版社刊、中国古代建築史より)


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by toshinac | 2012-02-09 18:20 | trip photos