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クリスチャン・サイエンス・チャーチ・センター

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I・M・ペイ&パートナーズの設計で1973年に竣工したクリスチャン・サイエンス・チャーチ・センターは、1894年に完成したクリスチャン・サイエンス (1879年にマサチューセッツ州ボストンに創設されたキリスト教系の新宗教で、“科学者キリスト教会”とか“キリスト教科学”と称され、世界各地に数多くの支教会がある) のマザー・チャーチを中心とする地区の再開発で、ハンチントンとマサチューセッツという二つのアベニューに跨る巨大な空間に展開する。
古い教会と新しく建設される建築を一体化するための仕掛け、“リフレクティング・プール”と呼ばれる地下駐車場の上に設けられたプールが、この再開発事業における核となる部分。矩形のプールを取り囲むように設けられた日曜学校、コロネード、管理棟などの建物と、センターのマザー・チャーチを水面に映して視覚的、空間的な統合を図っている。新築された建物は全て打放しのコンクリートで、マザー・チャーチの石灰岩の色に調和するよう、質感や色の配慮がされているらしいが、それぞれの建築形態だけ見てみると、コロネード以外の建築からI・M・ペイの作品という印象はあまり感じられない。
上の写真は、鏡のような水面にその姿を映すマザー・チャーチとコロネード。「水というものは、現実を映し出し、その意味を高める力をもった存在である。然るにクリスチャン信仰の一部分として象徴的な役割を担うところまで展開していった」。設計者の設計趣旨の中の一文である。
下の写真左上は、プールの端に建つ1/4平面の日曜学校。左下は日曜学校側からマザー・チャーチとコロネードを望む。下右は、プールを挟んで建つコロネードと高層の管理棟を日曜学校側から見る。
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by toshinac | 2014-09-19 16:09 | trip photos

M.I.T.チャペル

全米屈指の大学の一つであるM.I.T.(マサチューセッツ工科大学)キャンパス内に建つこのチャペルは、エーロ・サーリネン (1910~1961 父であるフィンランドの建築家エリエル・サーリネンとともに13歳の時アメリカに移住。イェール大学で建築学の学位を取得後、父と共同の設計事務所を設立。代表作にはTWAターミナルビルやセントルイスのゲートウェイ・アーチ(西部への門)などがあり、20世紀のアメリカを代表する巨匠の一人) 設計の無宗派の礼拝堂。人種や宗教や専門分野などの相違を区別せず、誰もが自分の思いを深めて瞑想し、精神世界へ没入できる場を設けることが設立の目的であったという。既成の宗教建築との差別化を図る表現は難題とも思えるが、建築家にとっては挑戦しがいのある設計といえる。
サーリネンをイメージする建築といえば、シェル構造の流れるような曲面を用いた表現主義的なスタイル。M.I.T.チャペルの外観にその傾向を想わせるところはない。作品ごとに作風が変わると評されたサーリネンの真骨頂か。

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左の写真は、キャンパス内の他の建物や喧騒等の影響を遠ざけるかのように緑の木立に囲まれるチャペル。直径およそ17m高さ9mのシンプルな円筒形。その足元部分の連なるアーチで支持された粗面の煉瓦壁に窓は無く、建物周囲に廻らした幅3mほどの池と共に結界を創りだす。







下の写真は内観。波打つようにうねる円形の煉瓦壁に窓は無く、堂内には祭壇上部に設けられた直径4mの天窓から降り注ぐ自然光と、壁際のスリットから外周部の水面に反射した光が壁面を照らすのみ。祭壇背後に吊るされたハリー・ベルトイア(1915~1978)の金属彫刻に反射する光が、静寂でほの暗い堂内に神秘的な光景を創出する。
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by toshinac | 2014-09-04 09:45 | trip photos