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ジャイプル

デリーの南西約230kmに位置するラージャスターン州の州都ジャイプルは、ムガル帝国のマハーラージャ(地方領主)であったサワイ・ジャン・シング2世(在位1699~1743)によって築かれた計画都市。アウラングゼーブ帝(ムガル朝第6代皇帝)没後の帝国混乱を機に独立性を高め、これまでの居城であったアンベール城から、11km南西のこの地に都城を築いて遷都(1727年)し、自らの名をとってジャイプル(城壁に囲まれたジャイの町)と名づけた。周囲に城壁を廻らし、中央に王宮を置き、碁盤目状の街路で整然と区画割された街が現在のジャイプル旧市街である。旧市街の街路に面する建物が、城壁の赤砂岩の色に合わせてすべて淡紅色に塗られているため、別名ピンク・シティとも呼ばれている。いまでは城壁南西側に新市街が形成され、2006年に開かれた空路も、今年中には滑走路が延長され、大型機の発着も可能になるなど、インド最大州の州都として発展をみせている。下の写真は、淡紅色の建物が連なる旧市街。
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ハワ・マハル(風の宮殿)
ジャイプル観光の目玉の一つでもあるハワ・マハルは、ジャイプルの5代目マハーラージャであったサワイ・プラタプ・シンによって、1799年に建設された赤砂岩で彩られた後宮。大通りに面したファサードは、石の透かし彫りスクリーンの付いた張出し窓を全面に配した堂々たる構成だが、奥行が極めて浅く厚みのない特異な建築形態である。イスラムの習慣上、通りを歩くこともままならぬ宮廷の子女達が、外から姿を見られず通りを眺めるための、目隠し付きの涼み台のような場所で、宮殿とは細い通路で結ばれている。
下の写真は、通りをはさんで見るハワ・マハルの華麗なファサードと、建物の薄さが解る斜からの眺め。
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ジャンタル・マンタル(天文観側施設)
天文学にも造脂が深かったサワイ・ジャン・シング2世は、インド各地に天文観測施設を造ったが、その集大成がジャイプルの宮廷地区の一画にあるジャンタル・マンタルである。中世イスラム世界有数の天文台とされるサマルカンドのウルグ・ベグ天文台が原型とされ、日時計をはじめ、太陽や月の高度と角度や、惑星の位置や星座などを観測するための装置が、レンガやコンクリートなどで構築されている。その造形は一見すると現代的な野外彫刻展を想わせる。
下の写真左側上下は、高さ27mの巨大な日時計サムラート・ヤントラ。
右上は、12星座を見る観測装置ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラの中の一つ。
右下は太陽や月の高度・角度などを観測する装置ラーム・ヤントラ。
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シティ・パレス
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サワイ・ジャン・シング2世がアンベール城から移り住んだ宮殿(1733年)は、別名チャンドラ・マハル(月の宮殿)とも呼ばれ旧市街の中心にある。大小の中庭を持つ建物群の連続で構成される宮殿には、現在もマハーラージャの子孫が住んでおり、その住居以外は宮殿博物館として一般に公開されている。
上の写真は、白大理石で造られた7階建宮殿の中庭側からの見上げ。
下の写真は宮殿の回廊から中庭を見る。
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ジャル・マハル(水の宮殿)
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旧市街から北東5kmほどにあるマン・サガール湖 (ジャル・マハル湖) の中央に建つジャル・マハル宮殿は、明確な建設時期は解っていないが、当初はマハーラージャの狩猟用の館という説があり、後にサワイ・ジャン・シング2世によって改修され、涼をもとめる夏の離宮として使用されてきた。雨季と乾季では湖の水位が極端に変化することもあり、最も水位が上がったときには、5階建ての宮殿の最上階のみ水面上に見ることもあるという。ジャイプルから、アンベール城に向かう道程で必ず目にする宮殿だが、残念ながら一般公開はされていない。上の写真は、3階まで水位があがった状態のジャル・マハル。

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by toshinac | 2015-07-24 13:12 | trip photos

ファテープル・シークリー

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アーグラの西約40kmにあるファテープル・シークリーは、ムガル朝の第3代皇帝アクバルが、王子(ジャハーンギール)の誕生を機に造らせた新しい都で、周長11kmにも及ぶ市壁を持つかなり大きな都市である。城は中心部の台地上に築かれ、居城となる宮廷地区と、祈りの場であるモスク地区に分けて建設された。赤砂岩の基盤上に建つ石造の建物配置は、かつて半遊牧生活を送っていたムガル人の伝統的な住まいである天幕の配置を参考にしたものと言われている。1574年にアーグラから遷都したものの水利が悪く、僅か14年で再び遷都することになるのだが、表舞台から外れたことが幸いしてその後の戦乱を免れ、主要な建物が往時の姿をいまに留める都市遺跡となっている。(上の写真はGoogle Earth)

宮廷地区
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e0116578_9264353.jpg上の写真は、宮廷地区にある皇帝の私的な謁見のための一室空間からなる建物“ディワーニー・カース”(内謁殿)。左の写真はその内部。
対角状に架けられたブリッジを支える特異な形状の柱頭上に皇帝アクバルが座し、謁見を賜る者を眼下に見るという、絶対的な権力を誇示する一方で、宮廷内の建築にはインドの伝統様式を取り入れ、アーチやドームといったイスラム特有の建築要素を使わず、ヒンドゥー文化との融合を積極的に図っている。






下の写真は、アクバル帝の母ミリアムマカニ(ハミーダ・バーヌベグム)の住まいとされるミリアムの館。
小さくシンプルな建築だが、かつては華麗な壁画で彩られていたという。
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モスク地区
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e0116578_9421514.jpg上の写真は、モスク地区のジャーミ・マスジット(金曜モスク:1571)にあるサリーム・チシュティー廟の内外。巨大モスクの周廊に囲まれた中庭北側の中央に建てられた、聖者サリーム・チシュティーの廟である。深い軒を支える白大理石の装飾的な柱とうねった方杖、それに緻密で美しい石の格子スクリーンなど、赤砂岩一色のなかで際立つ白大理石で構築された廟は、王子誕生を予言したサリーム・チシュティーに対するアクバル帝の信頼の深さを物語る。

左の写真は、メッカの方向である西側の礼拝堂に正対するバードシャーヒ門(Badshahi Darwaza)で、キングス・ゲートとかロイヤル・ゲートの呼び名もある。赤砂岩に埋め込まれた自然石の帯状のモザイクが門を彩る。

下の写真はサリーム・チシュティー廟の右に隣接するイスラム・ハーン廟。建物の屋上に整列するチャトリ(サンスクリット語で傘を意味し、4本の柱の上に屋根が乗っただけの東屋的建物。)が微笑ましい。
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by toshinac | 2015-07-03 09:46 | trip photos