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ロンシャンの礼拝堂

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フランス東部のオート=ソーヌ県ロンシャンに建つ礼拝堂(ノートルダム・デュ・オー礼拝堂)は、カトリック修道会の一会派であるドミニコ会の礼拝堂で、20世紀最大の建築家ともいえる"ル・コルビジュエ"の設計で1955年に竣工している。コルビュジエ自身が提唱した、「近代建築の五原則」に基づく機能性や合理性を追求したモダニズム建築とはかけ離れた彫塑的で象徴的な形態は、一部では論理的な一貫性を欠いているという批判もあったらしいが、むしろ独創的な造形の評価の高まりは世界的に広まり、その影響力は計り知れないものとなる。後期コルビュジエを代表する珠玉の建築ではなかろうか。
上の写真は、ロンシャン礼拝堂のベストアングルでもある東南からの眺め。第2次大戦の空爆で破壊された中世の石造り礼拝堂の瓦礫等を再利用した、石積みの分厚い壁にモルタルを吹き付け、鉄筋コンクリートを併用しながら全体をスタッコで白く仕上げ、特異なそりを持ったシェル屋根をコンクリート打放しのままとして重量感を持たせ、白い壁のマッスとの対比を図っている

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上の写真は、屋外の祭壇がある東側ファサードで、張り出すシェル屋根が圧倒的な量感で迫る。町はずれの小高い丘の上に建つ礼拝堂は、普段は参拝者もまばらで、無人の空間にローソクが灯るだけという日が多いらしいが、年2回の祝祭日には、屋外の祭壇前は1万人を超える信者で埋め尽くされるそうである。
下の写真は北側のファサード。右側の壁から突き出た棒状のコンクリートは雨樋。
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下の写真2葉は礼拝堂内部。中央に垂れた天井と分厚い壁に包み込まれた堂内は、様々な方法で採り入れられた光が神秘的な空間を創出する。なかでも、傾斜する巨大な南の壁は、下から上へと厚さが変わる壁に穿たれた開口部の奥に原色のステンドグラスが嵌め込まれ、差し込む光が壁の厚みを際立たせて堂内に拡散するという、鮮やかな光と影の対比による構成となっている。
コルビュジエが「建築をめざして(1923)」の中で、「建築とは、光の下に集められたヴォリュームの、知的で、正確で、そして壮大な遊びである。私たちの目は光の下で形を見るようにできている。明暗が形を浮びあがらせる。・・・」と述べていたことを思い出す。
礼拝堂の東側に設けられた祭壇上には、壁に穿たれた開口部に設置された逆光の中のマリア像が堂内を見下ろすが、光が強すぎて写真には映らない。屋外のミサの際には、マリア像は回転して外に向く仕掛けとなっている。
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toshinacHP
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by toshinac | 2016-07-27 16:45 | trip photos