works & trip photos     (c)Toshiaki Nakazawa all right reserved.


by toshinac

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
trip photos
works
未分類

検索

最新の記事

ヒエラポリス遺跡/トルコ共和国
at 2018-10-24 11:19
エフェソス遺跡/トルコ共和国
at 2018-10-06 10:03
アタチュルク廟/トルコ共和国
at 2018-09-17 16:10
イスタンブール3/トルコ共和国
at 2018-09-01 10:52
イスタンブール2/トルコ共和国
at 2018-08-21 08:58

以前の記事

2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月

記事ランキング

画像一覧

イスタンブール2/トルコ共和国

アヤソフィア(ハギア・ソフィア大聖堂)
e0116578_836357.jpg
イスタンブールの歴史的建造物の代表格であるアヤソフィアは、4世紀、東ローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって建てられた聖堂に起源し、2度の大火による焼失後、532年から537年にかけて、ユスティニアヌス1世(在位:527~565)により現在の聖堂が再建された。しかし558年の地震によってドームは崩壊、ただちに構造的改造と修復がなされたが、その後もドームの部分的崩落が相次ぎ、その都度補修と改修が繰り返されてきた。1453年のオスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落後、破壊をまぬがれた聖堂はミフラーブが設けられて4本のミナレットも建設され、堂内のキリスト教モザイク画は全て漆喰で塗りつぶされてモスクとして生まれ変わる。その後オスマン帝国が滅びトルコ共和国が成立すると、初代大統領ケマル・アタチュルクは(1881~1938)政教分離政策をとり、アヤソフィアを宗教施設とせず、博物館として広く世界に開放した。上の写真は、かつてのコンスタンティノープル先端部に建つアヤソフィア。
e0116578_8384448.jpg

e0116578_840871.jpg上の写真左上は、夕日を受けて赤く染まるアヤソフィア。同左下は大ドーム内部の説教台を見る。
同右は断面図と平面図(西洋建築史図集:日本建築学会編)。
左の写真は大ドーム内部。31mのペンディンティヴ(正方形の平面上にドームを載せる際、外接する四隅にみられる球面状の三角形部分)・ドームと半球型のセミ・ドームが創りだす大空間は、古代と中世の様式をあわせ持ち、かつ後陣アーチの聖母子像のモザイク画の下にはミフラーブがあり、壁にはアッラーやムハンマドの名が刻まれた黒と金のカリグラフィーの円板が掲げられ、ビザンティン美術とイスラム美術が同一空間を彩るなど、アヤソフィアは独特の雰囲気を醸し出す。

下の写真は入口上部のモザイク画。聖母子像を中央に、右にコンスタンティノープルを捧げるコンスタンティヌス1世と、左にアヤソフィア大聖堂を捧げるユスティニアヌス1世が描かれている。
さらに下の写真は折り紙建築アヤソフィア(中沢圭子作)
e0116578_8464767.jpg
e0116578_8473386.jpg


カーリエ博物館(カーリエ・ジャーミ)
e0116578_8493548.jpg

e0116578_8502193.jpg東ローマ帝国の時代であった11世紀に、正教会修道院に付属して設けられたソーテール(救世主)聖堂で、幾度かの増改築を経て、オスマン帝国の時代にモスクに改装され、名称もカーリエ・ジャーミと改められた。トルコ共和国になると、後期ビザンティン美術の価値が高く評価され、アヤソフィアと同様に無宗教の博物館となる。上の写真は東側外観。複雑な建設過程や度重なる増改築で、建物はかなり不規則な形状を呈している。
ちなみに、中央のドラム(14世紀)上に載るドームは、オスマン帝国時代に木造で造り替えられ漆喰を上塗りしたものだそうで、ドーム天井には何も描かれていない。
左の写真は、内部ナルテックス(正面入口と身廊部分の間に設けられた広間)入口上部のモザイク画。
下の写真は南側ナルテックスのドーム天井のモザイク画。これら聖堂内部の装飾は、オスマン帝国時代には漆喰で塗り込められていたが、1948年~1958年にかけてアメリカのビザンティン研究所によって漆喰が除去され、四世紀半の眠りから後期ビザンティン美術が現代に甦る。
e0116578_854873.jpg

toshinacHP
[PR]
by toshinac | 2018-08-21 08:58 | trip photos