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ナイル沿いの3つの神殿/エジプト

アスワンからルクソールまでのナイル川流域には、古代エジプト文明後期の遺跡が点在する。
なかでも、鰐の神と隼の神を祀るコム・オンボ神殿、隼の神を祀るエドフのホルス神殿、羊頭の創造神クヌムを祀るエスナのクヌム神殿、これらの遺跡は比較的保存状態も良く、古代人からのメッセージでもあるレリーフのほか、この時代特有な装飾も見られることから、アスワン~ルクソール間のナイル川クルーズの目的地にもなっている。

コム・オンボ神殿
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e0116578_9553534.jpgアスワンの北約50kmのナイル川沿いに位置するコム・オンボの町は、元々はヌブトと呼ばれ、ナイル川を利用したヌビアからの通商路で、古代ギリシア人がオンボスと呼んだことが町の名の由来だそうである。プトレマイオス朝の時代(B.C.332~32年)に建設された、ナイル川を見下ろす丘の上に建つコム・オンボ神殿が唯一の見どころ。
第18王朝の至聖所跡に建てられたこの神殿は2組の神々(鰐の神と隼の神)に捧げられたもので、出入口や至聖所など主要な部分は全て2組で構成されていることが最大の特徴。

上の写真は修復工事中のコム・オンボ神殿第1列柱室を見る。中央の柱を主軸として完全な左右対称で配置されている。

左の写真は、第2列柱室から至聖所に至る3つの前室入口を通して見たもので、その先にある至聖所は残念ながら祭壇と僅かな壁が残るのみ。

下の写真は神殿内部に残る壁。大きく破損しているものの、技術的にも高度なレリーフが美しい。
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エドフのホルス神殿
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e0116578_10142186.jpgコム・オンボから北に約60km、アスワンとルクソールのほぼ中間に位置するエドフは、古代ギリシア・ローマの時代に上エジプトの州都として栄えた町。隼の頭持つ太陽神ホルスを祀るホルス神殿がナイル西岸の町の中央に建っている。B.C.237年プトレマイオス3世によって建築が開始されるが、以後歴代の王へと工事が引き継がれ、B.C57年に完成したエドフのホルス神殿は、エジプトで最も保存状態の良い神殿の一つとなっている。1860年にフランスの考古学会が発掘するまで、この神殿は土の下に埋まっていた。その後修復が重ねられて神殿全体が甦り、当時の姿を見せている。上の写真はホルス神殿塔門。幅137m、高さ36mの塔門は、カルナックのアメン大神殿の塔門に次ぐエジプト第2の大きさである。

左の写真上はレリーフが刻まれた柱が立ち並ぶ列柱室。左の写真下はレリーフが刻まれている周壁。
下の写真は、塔門を抜けた先に見る第1列柱室。奥に第2列柱室、前室、至聖所へと続く。
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エスナのクヌム神殿
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e0116578_10191296.jpgエドフの北西約50km、ルクソールから南に58kmにあるエスナの町には、プトレマイオス朝の時代に建てられたクヌム神(牡羊の頭を持つナイル川第1急湍の神)を祀る神殿がある。
ナイル川西岸200mほどの街中に建つ神殿は列柱室のみが現存する。高さ13.3mの柱が24本、かつての彩色を僅かに残した蓮の葉型の柱頭は、エドフのホルス神殿列柱室と同様に、柱ごとにその形状が微妙に異なっている。
上の写真は列柱室正面。

左の写真は列柱室内部。壁、柱すべてにレリーフが施されている。



下の写真は、周囲の地面から9mも低いところにある神殿の前庭からの見上げ。2000年間の地表面の変化を目の当たりにすると、かつて毎年のように氾濫を繰り返したと言われる“暴れ川ナイル”の話も合点がゆく。
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by toshinac | 2019-03-01 09:00 | trip photos