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北京1/80~90年代の中国

1978年の日中平和友好条約から3年後の1981年、広大な黄土高原に分布する地下住居“窰洞”(ヤオトン)集落調査の考察団として初めての北京入り。以来、窰洞考察団として7次に亘る訪中時に各地に足をのばし、北京に於ける生土建築学術会議(1985)と日中伝統民家・集落シンポジウム(1992)の他、3度の個人的な中国旅で撮りためた写真を見直してみた。
1999年以降の中国は実見してないが、メディアを通して知る限り大都市はどこも超高層ビルが建ち並び、高速鉄道網が敷かれ、ハイテク産業も世界を席巻する勢いで、名所旧跡を除けば隔世の感である。
GDP世界第2位の経済大国を僅か数十年で築いた中国はもはや「眠れる獅子」ではないが、目を覚ましつつあった80年~90年代の、中華人民共和国の都市や史跡や建築、そして美しい自然や特異な住居・集落の写真を集めてみた。

故宮(紫禁城)
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北京市の中心に位置する明・清時代の皇宮であった故宮は、数多くの宮殿や楼閣から成る世界最大級の木造建築群。南北961m、東西753m、敷地面積は約72万㎡で、周囲を高さ10m超の厚い城壁が囲み、さらに幅52mの堀がめぐり、その中に9000間以上の建物があり、その建築面積は約15万㎡にも及ぶ。
1925年に故宮博物院として一般公開され、1987年世界遺産に認定されている。
上の写真の上は、故宮の北にある景山(北海公園の湖と、紫禁城の堀を造った際に出た残土で造られた人工の山)から見た朝靄に霞む故宮(1982年冬)。上の写真の下は景山から真北方向を見る(1982年冬)。真っ直ぐのびる地安門外大街の先に鼓楼(創建は1272年で、現在のものは1539年に再建されたもの)を見る。天安門で始まり、景山で終わる紫禁城は、北京古城の南北中軸線上にあることがよく分かる。
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上の写真は大和門から見た大和殿(1981年夏)。
1406年に建築が開始され、1420年に完成の奉天殿(大和殿)は、幅95m、奥行48mという規模であったらしいが、その後数度に亘って焼失、再建が繰り返される。清代になって大和殿と改称され、1669年に大規模改修が行われたが、1679年、御膳房からの出火で大和殿も延焼し、1695年から1697年にかけて再建工事が行われ、この時に建物は幅64m、奥行37m、という現在の大きさになる。
下の写真は大和門から見た紫禁城の南門にあたる午門(1981年夏)。
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上の写真は九龍壁(1982年冬)。紫禁城の北東部にある寧寿宮にあり、中国3大九龍壁の一つで、長さ29.4m、高さ3.5mの瑠璃装飾の壁。1772年に製作されている。
下の写真は紫禁城内の西1長街(1982年冬)。映画「ラストエンペラー」の中で、皇帝溥儀が自転車に乗るシーンの撮影場所。さらに下の写真は1999年撮影の大和殿。
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by toshinac | 2019-05-01 17:46 | trip photos