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アブ・シンベル神殿/エジプト

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世界遺産の象徴的な遺跡であるアブ・シンベル神殿は、アスワンの南約280km、スーダンとの国境に近いエジプト最南端の観光地、アブ・シンベルに建つ古代エジプトの岩窟神殿。アスワン・ハイ・ダムの建設に際し水没の危機にあったが、ユネスコによる国際的な救済活動が行われ、1964年から1968年にかけて、元の位置から約60m上方にコンクリート製ドームの人工的な丘を造り、そこに神殿を正確に分割して移築復元したのである。この大規模な移築工事がきっかけとなり、「人類共通の遺産」の保護という基本理念の考えを基に、1972年のユネスコ会議に於いて世界遺産条約が定められた。
ナイル川西岸の砂岩の岩山を穿って造られたオリジナルは、第19王朝のラムセス2世(在位:B.C.1303~1237)によってB.C.1300年頃に造営されている。「建築王」と呼ばれたラムセス2世が残した建造物は、アメン神殿(カルナック)の大列柱室やルクソール神殿の塔門など、エジプト各地で目にするが、壮麗さではアブ・シンベル神殿が群を抜いている。太陽神ラーを祭神とする大神殿と、ハトホル女神を祭神とする大小二つの神殿からなり、大神殿は幅38m、高さ33m、奥行63mで、正面に高さ20mにも及ぶラムセス2世の坐像が刻まれている。大神殿北側の小神殿は、ラムセス2世最愛の妻ネフェルタリのために造営したもので、規模はさほど大きくはないが、正面に王と王妃の立像が6体刻まれている。
上の写真はナセル湖の畔から眺めた大神殿。
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上の写真は大神殿正面。
向かって左から2番目のラムセス2世像は、神殿完成の数年後に起きた地震で崩れ、頭部の一部が前面に転がった状態のまま。4体のラムセス2世像の足元に立つ小像は家族の像だそうである。
下の写真は大神殿の入口を入ったところの大列柱室。オシリス神(古代エジプト神話の冥界の王)の姿をしたラムセス2世の像8体が柱となり、天井には星が描かれ、壁には戦闘場面のレリーフ刻まれている。
さらに下の写真は、入口から50mほどの最も奥にある至聖所。3体の神と共に神格化されたラムセス2世像(右から2番目)が坐す。
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上の写真は小神殿。中央入口両脇にラムセス2世像、その両側の愛妻ネフェルタリの像を挟むかたちでラムセス2世像が刻まれている。ネフェルタリ像の足元には、小さな王と王女が配されている。
下の写真は小神殿内部。愛と美の女神ハトフルの顔が彫られた柱が支える小さ目な列柱室。さらに下の写真は、小神殿前の広場から大神殿方向を望む。
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toshinacHP
by toshinac | 2019-02-12 17:56 | trip photos

アスワン/エジプト

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首都カイロから南へ890km、ナイル川上流の東岸に位置するアスワンは、エジプト観光最南の拠点都市。世界遺産の象徴的な遺跡であるアブシンベル神殿訪問の起点となっており、エジプト近代化の象徴でもあるアスワン・ハイ・ダムのある地としても広く知られ、冬のリゾート地として欧米などからの観光客が多いこともあって、ナイル川岸辺の静かな環境下に長期滞在者用のホテルが点在する。
古代の上エジプト時代には、ナイル川に浮かぶエレファンティネ島が中心で、現在の町は当時の市場(スーク)の役割を果していた所だという。上の写真は、アスワンでの観光には欠かせない伝統的な木造の帆船ファルーカやヨットが行き交うナイル川。中央奥のタワーの建物はエレファンティネ島にある最高級ホテル“アスワン・オベロイ”。下の写真は、エレファンティネ島の1kmほど上流の島に建つ宿泊したホテル“イシス・アイランド・アスワン。
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e0116578_10463618.jpg上の写真はアスワン・ハイ・ダムの遠望。1901年完成のアスワン・ダムの上流6kmに造られたアスワン・ハイ・ダムは1970年の完成。20世紀のピラミッド建設とも言われるほど壮大なロックフィル・ダム(岩石や土砂を積上げて建設する堤防形式のダム)で、その規模は堤頂長3830m、堤高111m、堤頂部の幅40m、基礎部分最大幅980m、発電能力は210万キロワット(ちなみに黒部ダムは33.5万キロワット)という巨大事業であった。

左の写真は、高さ72mのアスワン・ハイ・ダム完成記念塔。ダムの完成はソビエトの援助が大きかったことから、エジプトーソビエト友情記念碑とも呼ばれている。

下の写真は記念塔を真下から見上げたもの。地上から立ち上がる5つの巨大なコンクリートシェルを上部のリングで連結した構造で、設計はエジプトとソビエトの建築家80人によるコンペで選ばれたユーリ・マルチェンコという建築家。エジプトの復活を象徴する蓮の花がモチーフとなっているそうである。
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e0116578_10531325.jpg上の写真は、ダムによって生まれた人造湖であるナセル湖。全長500km、幅も平均10kmで、面積は琵琶湖の8倍に達するという巨大さである。
写真に写る建物はダムの南約1km先の島に建つカラブシャ神殿。B.C.20年頃のローマ皇帝アウグストゥスの統治時代に、アスワンの南55kmのナイル川西岸に建立された神殿で、ハイ・ダム完成に伴い水没を避けるためにこの島に移築されたもの。


左の写真は、アスワン市街の南にある古代の石切り場にある切りかけのオベリスク。
アスワンはエジプトでも屈指の花崗岩の産地で、古王国時代にはピラミッドの化粧石として850km下流のギザまで運ばれていた。切りかけのオベリスクは基底部が4m四方で長さは41.75mという巨大なもの。切り出し中に亀裂が生じて放棄されたのではと考えられている。


下の写真は石切り場近くから見たアスワン市街。
左奥に見えるナイル川西岸の丘の中腹には、古王国から中王国時代の州侯たちの岩窟墓がある。
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roshinacHP
by toshinac | 2019-02-01 09:00 | trip photos